深紫の雑記帳

移行テスト

【ゲーム】海洋お掃除&可愛い生き物『Loddlenaut』

ロードルが可愛い。


悪徳企業に汚染された海の環境を取り戻すために、水中の掃除をするゲーム。
お掃除ゲームは『PowerWash Simulator』のヒットあたりから一大ジャンルと化している。本作のシステムはそうしたジャンルの正統派で、特筆すべき点はない。

全体的に難易度は易しめで、死亡ペナルティもほとんどなく、掃除するポイントも分かりやすい。1〜2日程度でやり込みも含めた完全クリア可能。
欠点はキーコンフィングが無い点で、コントローラー操作だと上下移動のキー配置が少し直感的でない。


海中のゲームなのだが、海洋恐怖症や息苦しい雰囲気は少なく、可愛らしい雰囲気でまとめられている。
主人公は二頭身の潜水服で、もっちりとした手足がチャーミングだ。デフォルメされた背中に大胆にUIが表示されていることに気づくと、酸素の管理や上下感覚の理解がだいぶ楽になる。

緑の大きなロードル

海にはタイトルにもなっている生物・ロードルが住んでいる。これがとにかく可愛らしい。
ロードルは公式では「ウーパールーパーに似ている」と言われているが、個人的にはマリアナスネイルフィッシュに似ていると思う。
ロードルは水棲生物の最大公約数のような見た目をしており、食べた餌によってエイやメンダコに似た多様な姿に変態する。

ロードルの良い点は、幼体がそのまま大きくなった変態が用意されている点だ。これは能力が無いバニラで、あまり役に立たないのだが、それでも選択肢があるのはファン心理をよく分かっていると思う。
ポケモンなどがいい例だが、生き物マスコットには幼体の方が可愛かったという意見が大抵出てくる。だが、ゲームの効率を求めると幼体を維持するメリットが無かったり、成長を止める手段が無かったりするジレンマが発生する。
元ネタになったウーパールーパー幼形成熟があるので、この成長は生き物としても自然に見える点もよくできていると思う。


このゲームには、ちょっとした育成要素も入っている。海は掃除をしても時間経過で汚れてしまうのだが、浄化能力を持ったロードルを放つことで、汚染を止められる。各エリアの生物多様性を高めることでエリアの評価が上がる。

ロードルには多様な種類の他に、色柄や性格などの組み合わせもある。が、育成要素はあくまでおまけなので、そこまで厳選ができる仕組みが整備されているわけではない。
ロードルはめちゃくちゃ可愛いので、個人的に育成要素をメインにしたスピンオフが出たら嬉しい。


掃除ゲームは効率がどんどん高まる作業ゲーという点で、工場ゲームとよく似ている。が、掃除の良いところは終わりがあるという点だ。
このゲームは値段の割にはボリュームが少なく、リピート性も少ない。セールで購入するのが妥当であると感じる。が、数日でプレイできて、完全に終われるというゲーム性自体は、ゲーマーに優しい。